「 書籍 」一覧

カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』のあらすじと魅力

カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』のあらすじと魅力

いろいろと新感覚な小説でした。 ・フレッシュな青春時代の描写 ・瑞々しさとアンニュイさの入り混じった雰囲気 ・独特すぎるテンポの謎解き このへんが本作の独自性で、味わい深い部分だと思います。

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夢野久作『ドグラ・マグラ』のあらすじと、その魅力

夢野久作『ドグラ・マグラ』のあらすじと、その魅力

夢野久作の代表作『ドグラ・マグラ』。 圧倒的に怪しいタイトルと作者名や、「日本三大奇書」の一角という評価から、読んだことはなくても、聞いたことはある、なんとなく知ってる、けど近寄りがたい、といった形で存在を認識している人は少なくないと...

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【バーベル文学賞アワード2017】人生が変わる、本当におすすめの名作小説10選

【バーベル文学賞アワード2017】人生が変わる、本当におすすめの名作小説10選

こんにちは。元・文芸部です。 今年もバーベル文学賞アワードの季節がやって来ました。 「素晴らしいコンテンツを紹介し、人類を幸せにする」 という、当ブログのミッション実現のために設立されたバーベル文学賞も、今年で記念すべき1年目...

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福本伸行漫画の最高傑作は『天 天和通りの快男児』である理由

福本伸行漫画の最高傑作は『天 天和通りの快男児』である理由

こんにちは。 みなさん、『天 天和通りの快男児』という漫画をご存知ですか? 『カイジ』『アカギ』なんかで有名な福本伸行先生が、長期連載していた麻雀勝負漫画です。 私はこの作品が大好きで、それこそ人生を左右されるくらいの影響を受...

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深沢七郎『楢山節考』

深沢七郎『楢山節考』

しかし一方で、最後まで捨てられるのに抵抗した又やんの、 見苦しくて、情けなくて、大迷惑な態度も、決して悪くない。 無理やり事を運ばざるを得なかったその息子の、 苛立ちからくる冷たい振る舞いも、決して悪いもんじゃない。 おそらく作者自身も、否定的な意識で描いていない。

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江國香織『流しのしたの骨』

江國香織『流しのしたの骨』

で、そんな19歳無職のこと子だからこその日常の見つめ方が、 この作品に、ふわりと優しくも、みずみずしく鮮やかな手触りをもたらしているのだ。 夜の散歩、雨の日の淋しさ、夕飯の支度にぎんなんを割る音・・・ 学校や職場といったフィルターを通さずに、世界と直に触れる感触。 心の常備薬として常にそばに置いておいて、 いい天気の休日にたっぷりとしたカフェオレでも飲みながら読みたい。

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太宰治『お伽草子』

太宰治『お伽草子』

太宰といえば、絶望しっぱなしの限りなく暗い人、 と思われているきらいがあるが、大きな間違い。 太宰の文学活動は大きく3期に分けることができて、 「夏までに死のうと思っていた」でデビューする、やぶれかぶれの前期、 私生活も充実し、...

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中勘助『銀の匙』

中勘助『銀の匙』

虚弱で臆病な主人公の、幼少期を描いた物語。 母の産後の肥立ちの良くないために彼の親代わりをしてくれていたのが 同居していた伯母さん。 この人は、もともと旦那さんがいたのだけれど 夫婦の人の良いのに甘えて方々からお金を借りに来...

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夏目漱石『吾輩は猫である』

夏目漱石『吾輩は猫である』

立川談志は「落語は人間の業の肯定である」と言ったが、 小説において「人間の業の肯定」を見事に体現している作品がコレダ。 実際に読んでみれば分かるのだけれど、 本作の文体の基底で鳴っている音は、 「風刺」「皮肉」といった意地の悪いものでは決して無くて、 もっと能天気な、単純に無批判に面白い、温かいコメディなのです。

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