【今週のキン肉マン】第270話 帽子の材質について

あっけなく決着がついたような気もしましたが、パイレートマンの総括を受けて振り返ってみると、この試合はよく練られた試合運びだったんですね。

今週の、気になった点

マッスル・スパークを食らう側

「相手を活かす技」「分かり合う技」であるとされるマッスル・スパークですが、そうは言っても「なんでそうなるのよ」というツッコミたい気持ちは拭えませんでした。

しかし今回、技を掛けられている側のパイレートマンに余力が残っていただけに、マッスル・スパークを食らっている相手の心境の変化まで、よく描写されました。

「天」を掛けられた時点で一瞬「グゲボッ」と言っているものの、直後ではまだ体に力が入る状態で、技を外してやろうという気持ちがあったのも分かります。

しかし「地」の体勢で落下していく間に、次元の違いを思い知り、負けを認める心境になっていくのですね。

帽子の材質

パイレートマンが力尽きると同時に、砕ける帽子。

ザ・マンの袴のときも思いましたけど、そういう感じの素材だとは思いもよらなかった。

それにしてもパイレートマンの頭頂部の金髪と、後ろ髪のチリチリパーマの境目はますます分からないですね。

あのオメガマンが・・・

懐かしいディクシアの回想シーンが出てきましたが、今試合を見た後だと、当時とはまた違った解釈ができますね。

ディクシアの消滅シーンを振り返ってみると、フェイスフラッシュを得てテンションが上がり、「自分のルーレットストリングには当たらない」という謎の確信を持ったフェニックスがフェイスフラッシュを乱射してルーレットストリングをデタラメに切断。

預言書が燃やされて消えていくディクシアの死体。

「負け犬に用は無い」とうそぶくフェニックスに対し、スグルはディクシアを哀れんで死体を抱きかかえる。

するとディクシアはスグルの手を握るような形で手袋を残し、消えていく、というものでした。

当時は、フェニックスに捨て駒にされた無念を晴らしてほしいという思いで、ディクシアはスグルの手を握ったように見えました。
実際、ゆで先生もそういうつもりで描いていたんでしょう。

直前の試合で、フェニックスとディクシアの2人は功労者マンモスマンを裏切り、捨て石にしました。
最後の一瞬までロビンを支え続けたスグルチームと、全てを失って一人で消えていくマンモスマンの鮮烈な対比に心を打たれたものです。

で、マンモスマンに続きディクシアも、役に立たなくなるや否や、何の感傷もなく葬り去られます。

再三仲間を捨て石にしておきながら平気な顔をしているフェニックスが憎たらしく思えるのと同時に、裏切る立場から裏切られる側へと立ったディクシアの哀れさにも、胸にグッとくるものがありました。

あのときのディクシアの気持ちというのは、フェニックスに裏切られた悔しさ、無念、それと同時にマンモスマンを裏切ってしまったことを悔いる気持ちなどもあったのかなと想像していました。

しかし今回の後付け設定を踏まえれば、あのシーンはもっと豊かに読むことができます。

あのシーンには「敵である自分に、スグルが憐れみをかけてくれたことに対する感動」もあったんですね。

ディクシアがフェニックスチームに潜り込んでいた狙いははっきりとは分かりませんが、あのチームは特殊なメンツが揃っているので、何かヒントが得られると思ったのでしょう。

フェニックスは知識が豊富なので、オメガの民の気づかなかった切り口からの解決策を思いつくかもしれない。
魔界と通じているサタンクロスや、カピラリア光線を出せるプリズマンなど、オメガの民が持たない種類のパワーを使える超人もいる。

「このチームのメンツなら、何とかしてくれるかも」
そんな淡い期待が、ディクシアの胸にあったのかもしれません。

しかし結局、星を救う決め手となる情報は得られず、敗れて死にゆくディクシア。
その死の瀬戸際、スグルに抱きかかえられた時にようやく彼は、求めていた力に出会うことが出来たんですね。

仲間だけでなく、敵をも思いやる心。そんな考え方にはじめて触れた驚き。
そして、自分を抱きかかえたスグルの手の温かさが予感させる、星をも救うほどの膨大なパワー。

死の淵の薄れゆく意識のなかでディクシアが感じたのは、「自分の求めていたものは、ここにあったのだ」という喜びだったんでしょうね。

オメガと地球はわかり合える!

ということでスグルとパイレートマンの試合は、非常にキレイな形で収まりました。

今後はスグルがオメガ星の復興のために力を貸す、という流れになっていくんでしょうかね?

しかしフェニックスvsディクシアも残っていることですし、パイレートマンも試合中に言っていたとおり、最終目標は神を殺すことであるから、直接スグルの力を借りることはしない、ということになるんでしょうか?

スグルの力を直接借りはしないが、「敵のために力を尽くす」というやり方を自分たちなりにトライしてみる、となると、、、

オメガの民にとって「敵」というと神々や完璧超人ということになるんでしょうが、例えば神々にとって脅威であるサタンを倒してやるために、一時的にオメガと完璧超人が手を結ぶとか?

それはそれでアリステラが簡単に賛成はしないでしょうし、パイレートマントアリステラで方向性の違いが生まれてきそうです。

電撃予想

来週も更新予定があるので、次の1話で今年は終わりでしょうかね。

あくまで徹底抗戦を主張するアリステラに対し、休戦を呼びかけるパイレートマン。

その決意の証として帽子を脱いだパイレートマンの頭は、こんなふうになっていると予想。

あるいは、あえて来週はフェニックスvsアリステラの試合から離れて、アタル兄さんとジャスティスマンの絡みで年越しなんてのもアリかも?

関連記事ユニット



広告