コーヒー×ブロックチェーンのプロジェクトまとめ

最近多いので、メモを兼ねたまとめというか、リンク集みたいな記事です。

スターバックス

“bean to cup”というプログラムで、ブロックチェーンを用いたコーヒー豆のトレーサビリティ向上を目指しています。

公式リリース↓

Starbucks

まずはパイロットプログラムとして、コスタリカ、コロンビア、ルワンダの生産者と協力し、コーヒー豆のリアルタイムな追跡を可能にすることを目指します。

Many years ago, our controls and transactions were all done by paper, and today we are even talking about blockchain technology. This shows us that, more than being at the front of every technological advancement, having the information and being flexible and adaptable are important.

独自チェーンを作るのか、既存のプラットフォームを使うのかなどの詳細はまだ明らかにされていないようです。

ブロックチェーンを使用する狙いとしては、煩雑なペーパーワークを削減することや、売り手・買い手双方に透明性の高いデータを提供することにあるようです。

スタバは他にも、デジタル資産の売買・保管・決済利用プラットフォームであるBakktの設立に向けて動いています。

参照↓

Starbucks

店頭でビットコインその他の暗号通貨で支払いを受け付ける可能性については否定していますが、「Bakktを使ってその場で手持ちの暗号通貨をドルに替え、それで支払うことはできるだろう」としています。

参照↓

Sorry, But Starbucks Will Not Be Accepting Bitcoin
Contrary to numerous news reports, Starbucks’ new cryptocurrency partnership with Microsoft and Intercontinental Exchange doesn’t mean you’ll be able to spend y...

IBM,ブルックリンロースティング

IBMとブルックリン・ロースティングカンパニーが組んで、エチオピア・イルガチェフェから輸入しているコーヒー豆の追跡をやりました。

The Blockchain Bean: A Collaboration with IBM Blockchain Technology - Brooklyn Roasting Company

これは継続的にやっていくというよりは、ブロックチェーンの力を体感してもらうためのイベントとして、とりあえず1回やってみたという感じみたいですね。

2018年7月21日に開かれたイベントで、参加者に振る舞われたコーヒーには、ひとつひとつのカップにバーコードとIDが記されていて、参加者はそれをスキャンするかこちらのサイトに番号を打ち込むかすると、そのコーヒーがこれまでたどってきたサプライチェーン情報を見ることができるというもの。

The Blockchain Bean: IBM Blockchain x Brooklyn Roasting Company
Learn how blockchain helps you feel confident your coffee is fresh and fairly-sourced—even when it's traveled 7,000 miles around the world.

プラットフォームははっきり書かれてはいませんが、IBMの独自チェーンなんでしょうか? あるいはIBMはStellarと提携しているので、Stellarを使ってたりするんでしょうか?

Bext360・Stellar

アグテック企業のBext360が、透明性が高くオープンなサプライチェーンを目指すべく、コーヒー豆のブロックチェーン管理のパイロットプログラムを始動。使用するプラットフォームはStellar。

参照↓

bext360 and Coda Coffee Release The World’s First Blockchain-traced Coffee from Bean to Cup

2017年に開始されたパイロットプログラムでは、bextマシーンが東ウガンダの、Great Lakes Coffeeのウォッシングステーションに設置され、そこで生産者はコーヒーチェリーを預け、代金を受け取った。AIとIoTとStellar.orgによるブロックチェーンテクノロジーを備えたマシーンによって、コーヒーの実から果肉をはぎ取ると同時に評価する。次にマシーンはこの評価をクリプトトークンに紐づけ、このコーヒー豆を追跡できるようにする。このコーヒー豆に関するすべての評価やトランザクション(生産者情報、等級、購入や支払いの履歴)はブロックチェーンに記録され、最終消費者まで、誰でも見ることができる。(拙訳)

とのこと。

自慢のbextマシーンとやらは、機械学習によって豆の等級評価もできるようになっていくそうです。こちらも楽しみな技術ですね。
↓動画ありました

パートナーは以下の通り。

Great Lakes Coffee:ウガンダのコーヒー輸出業者・ロースター。

Coda Coffee:コロラドのロースター。

Moyee Coffee:アムステルダムの輸入業者・ロースター。

Caravela Coffee:中南米の小規模農家から買い付ける輸入業者。

Frinj Coffee:南カリフォルニアのコーヒー農園。ブルーボトルコーヒーで「カリフォルニア・ゲイシャ・ブレンド」として採用された。

ご覧の通りアフリカから中南米、北米まで広くパートナーを確保しつつあり、いい感じのマシーンも開発済みであり、なかなか筋の良さそうなプロジェクトに見えます。

CoffeeCoin

CoffeeCoin.io

Wavesプラットフォームで構築された、P2Pのスペシャルティコーヒー売買マーケットプレイス。

こちらの記事でくわしく書いてます。

ブロックチェーンを使ったコーヒー取引プラットフォーム"CoffeeCoin"の概要と使い方
ブロックチェーンを使ったコーヒー取引プラットフォーム"CoffeeCoin"の概要と使い方
概要、ウォレット作成、注文の出し方。なんか肝心な情報はブロックチェーンに乗ってない気がする。ちょっとsnemsを彷彿とさせる使い勝手。

パートナー企業だけが使えるツールというのではなくて、小規模の生産者やロースターなど誰でも使えるプラットフォーム。
現在はアジア圏の農園と関係が深いのも特徴。

カルダノとエチオピア科学技術省

カルダノのCEOであるチャールズ・ホジキンソン氏が、エチオピア科学技術省と「ブロックチェーン開発者を育成し、アグリテックにカルダノを使用する」という覚書に署名したとのこと。

これ以上の具体的な情報は今のところ出てきてないみたいです。

しかしエチオピアはコーヒー産業にとって最重要と言ってもいい国なので、注視が必要ですね。

Yave.io

Yave.io

シアトルとバンクーバーに拠点を置いて活動しているチーム。
公式サイトの情報があんまり充実していないのですが、日本のBCCC:ブロックチェーン推進協会とパートナーになっていて、来日してプレゼンをしてくれたようです。

こちらの記事が詳しいです。

コーヒーの輸出入にブロックチェーン活用のトレーサビリティを導入 〜農園からカフェまで生産履歴管理でフェアトレード実現、BCCCトレーサビリティ部会
 一般社団法人ブロックチェーン推進協会(BCCC)は10月31日、第2回トレーサビリティ部会を開催した。今回のトレーサビリティ部会では、コーヒー生産地にてブロックチェーンを活用した新たなトレーサビリティを導入する米国Yave.io Product Management社Co Founder(共同創業者)のKai Cha...

収穫・加工の単位でコーヒー豆のロットにIDを振り、産地・グレード・カッピングスコア等をブロックチェーン上に記載して管理し、スマートコントラクトで売買取引ができるのだとか。

ブロックチェーンプラットフォームは、オープンソースの Hyperledger fabric を使用。

その他活動報告などを見ていると、まずは中南米の産地とパートナーシップを結んでやっていく方向のようです。

まとめ

現在私が知ってる限りでは以上です。

他にも見つけたものがありましたら、ぜひ教えて下さい。

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