【今週のキン肉マン】第253話 軒轅星を落としたのは、たぶんあの人。

こんにちは。
今回はほぼ話は進んでませんが、こういう試合と試合の合間の会話から、新たな事実が見えてくるような来ないような回もけっこう好きです。

今週の、気になった点

ビッグボディは初勝利?

これが勝利というものか・・・

勝利というものをまるで初めて味わうかのような発言。

確かに作中で描かれた試合としては初勝利ですが、王位争奪戦以前のキャリアでも勝ったことは無かったんでしょうか!?

同じ運命の王子であるゼブラはボクシングのチャンピオンだし、フェニックスも16歳の時に、新王子決定マッチで決勝戦まで勝ち上がっています。

一度も勝ったことのないダメ超人が、こんな奴らと同じ土俵で戦おうとしていたっていうことなんでしょうか?

しかし仮にも六鎗客の一角であるギヤマスターを破ったビッグボディが、それまでのキャリアで一般超人たちにまったく勝てなかったというのも考えにくいことです。

ここから導かれる結論は・・・

ビッグボディ、ド素人説。

つまり強力の神にそそのかされて出場した王位争奪戦が、格闘家としてのデビュー戦であり、悔しい結果に終わった初試合ののち、トレーニングを重ねて現在の実力まで持ってきたと。

そういう目で見てみると今回の試合、ビッグボディの技というのは力任せのパンチだったりリフトアップして上げ下げだったりと、妙に素人臭いスタイルではありました。

先週、ちょっと引っかかったメイプルリーフクラッチへの独特な入り方にしても

何年もこの技を使うなかで磨き上げられた、彼にしか出来ない入り方と言うよりは、パワーにものを言わせて、無理な体勢から持ち上げていると見た方がしっくり来ます。

しかし、同じカナダ出身の超人で、何年も地味な努力を続けながら一向に目が出ない人がいることを考えると、つくづく思いますね。

本当に不公平だ

神って奴はな・・・

お前もそう思わねえかビッグボディ

試合中にはニセモノニセモノと言いたい放題だったのに、急に馴れ馴れしくなりました。

決してルナイトのように気高く散って行きもせず、グズグズ無駄口を叩き続けるようなところ、やっぱり憎めないですよね彼は。

そんな情けないギヤマスターが軒轅星の下敷きになって、迷わず助けようとするビッグボディも良いですよね。
やっぱりどこまで行ってもこの人の本質は、気のいいストロングマン兄貴なんですね。

「まさか本当に降ってきやがるとは!」なんていうセリフにも親近感を感じます。
何と言うか、彼には「漫画の登場人物」という位置からさらに一歩引いた常識人みたいなところがありますよね。

漫画の中に登場してソレをやっちゃうとマヌケになっちゃうんだけど、でも実際我々一般人の感覚には一番近い。
「強力の神にそそのかされて・・・」のくだりなんかもまさにソレです。

オメガの民の罪

オレたちの罪は未来永劫許されないってことなのか?

「罪」なんて今まで言ってなかったですよね?

今回のギヤマスターの話によれば、太古にオメガの民は何らかの「罪」を犯した結果、軒轅星に襲われた。長い時が経ったので、その罪はもう許されているはずだと思った。それなのにまだ許してくれない神は、不公平だ、という具合ですね。

彼らの祖先が犯した罪というのは、何なんでしょう?

あやつへの冒涜?

「わざわざ壊さんでも良いやん」と思った、太古の下等超人たちの悪ノリ。
ガンマンの名台詞「殺しにいこうぜーっ」のきっかけにもなった事件です。

オメガの民の繁栄は完璧始祖による大虐殺より前なので、時期的に考えればこの時期の地球上にオメガ一族の祖先がいたのは確かです。

ただし、あやつ自身はこの事件に対しては咎め立てせず、しばらく様子を見るという判断をしています。

それでも怒りの収まらない、あやつ以外の神が独自に罰を与えた・・・?

世界樹の建造?

どう見ても人工物な「許されざる世界樹」。

何が「許されざる」なのかは明確に語られたことがありませんでしたが、この世界樹の建造こそが、「許されざる罪」だったのではないでしょうか。
そしてその建造を指揮したのが、「アンティキティラ島の機械」をはじめとした工業技術に秀でたオメガ一族だったのです。

結局世界樹の建造によって地上の超人たちの恩人になったオメガ一族は、そのまま下等超人たちのリーダーになります。

しかしながら「カピラリア大災害」による殺し漏らしを良しとしなかった天界の神々によって、軒轅星が落とされたと。

これであれば10人の始祖だけを救って残りは全滅させようとした「神は不公平だ」にも繋がります。

残り3人

六鎗客も残り3人です。
仮にアリステラ、パイレートマン、マリキータマンの3人が勝利したところで、後には正義超人本隊や悪魔超人も控えているし、既に計画は破綻している気がしないでもないですが、、、

マリキータマンはこう言います。

残り半分のオレたち3人でオメガの悲願は達成する

これは単なる強がりなのか、それとも何か本当に勝算があるのでしょうか?

ここで思い出したいのがヘイルマンの散り際のセリフ。

・・・チ チキショウ
オレもそっちかよ ルナイト・・・

死んだ者は「そっち」に行くんですね。

単純にあの世行きと解釈することもできますが、そうではなく「悪魔霊術血縛り」のように、死者ならではの役割があり、それが生き残り組の勝算につながっているのかもしれません。

電撃予想

太古の人々にとって、星空を眺めることは、神との対話でした。

刻々と姿を変えつつもある一定の周期を繰り返す星空は、未来を告げる神託でした。

また、大空に舞うオリオンやヘラクレスは、それ自体が壮大な歴史書でした。

太古の超人たちは星空を通して、天上の神々と直接言葉を交わしていたのです。

たいていの地上の生き物は、「現在」しか認識することができません。
あとさき考えず、その時々の気分に従って、気ままに生きるだけです。

地上の超人たちも、もともとはそんな生き物でした。

しかし、星空との対話により、超人は「未来」や「歴史」という概念を知ります。
これは、地上の超人界に大きな繁栄と、そして破滅をもたらす、悪魔の果実でした。

「歴史」を知り過去に学ぶ姿勢、また「未来」を予測し、計画的な投資・教育・生産体制を構築することによって、超人界は急速に発展し、豊かになりました。

そして、その中心にいたのが、アンティキティラ島の機械を操り、天体の運行を読み、天上の神の声を聴いていた、ギヤマスター一族です。

しかし発展は同時に、下等超人たちに特有の病巣をも生みました。

未来に対する備えは資産の貯め込みを生み、超人たちから分かち合う心を奪いました。
また歴史は階級の固定化を生み、低い身分に生まれた超人は、一生虐げられることが運命づけられてしまいました。

(余談ですが、完璧超人は認められれば永遠の命を得ることができるため、歴史を書き残しておく必要が薄く、下等超人のように「未来」「歴史」を重視する文化が生まれませんでした。完璧超人内では実力主義が徹底され、固定化された身分が存在しないのはこのためです。
アンティキティラ島の下等超人が「未来」を読む機械を作ったのに対し、ほど近いロドス島の完璧超人たちが「現在」のあやつの威光を讃えて巨人像を建造したのは象徴的ですね)

このような「超人が超人を虐げる世界」の再来に憤ったのが、地上の神々こと完璧超人始祖です。
当時支配階級だったオメガ一族は世界樹のもとに集められ、粛清を受けます。

例の大虐殺の絵を見てみると、なんとなく死亡組であるギヤマスター、ルナイト、ヘイルマンに似ている超人がいます。

以後も地上の神々たちは、下等超人たちの所業が度を越すたびに「指導」に現れ、地上の秩序維持に努めました。

しかし地上の神のなかに一人だけ、暴力で黙らせるだけでは、根本的な解決にはならないと考える男がいました。

下等超人が歴史を書き、未来を見続ける限り、同じことは繰り返す。
問題の本質はそこであり、地上の超人たちが「星を読む」のを禁じなければ意味がない。
そう考えた男が、一人だけいたのです。

その男は、「流れ星」を司る力を持っていました。
その力を使い、地上の超人に罰を与えることにしました。

それが、軒轅星の落下です。

実際これは独断専行であり、行き過ぎの面もあります。

しかし、彼には許せなかったのです。

星空を読むということは、天界の神々との対話です。

この地上に、誰よりも超人を愛し、導いてくれる慈悲深い神が存在するのに、それを差し置いて天界の神々の声を聴くなど、冒涜に他なりません。

もうお分かりですね?

独断専行で軒轅星を落とした、厳格な地上の神。
地上の超人が天界の神々と接触することを何より許せない男。

なのにお前たち下等超人ときたら・・・ いつまで経ってもその品性下劣さは変わることなく・・・

知らぬこととはいえ大恩あるあやつを差し置いて天界の神々との接触方法まで見出し始めて

わ・・・私の憤りはもはや我慢の限界を〜〜〜っ!

シングマン先輩です。

実際、現在では天体の運行を計算する優れた学術や技術が登場してきており、もはやアンティキティラ島の機械は用済み。

ギヤマスターのご先祖様が犯した罪も、時効と言っても良いでしょう。

しかしシングマンさんは、そんな生やさしいことは絶対に言いません。「時効」なんていう甘っちょろい理由では決して許してくれません。

ましてや今のシングマンは、怒り心頭の演説のさなか、サンシャインからふっ飛ばされてすこぶる機嫌が悪いところでしょう。

そりゃ落としますよ軒轅星。

オメガ一族は非常に厄介な神様から目をつけられたと言ってもいいでしょう。

王子たちもこの点については同情的ながら、どうしてやることもできないというスタンスです。

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