定番4社のドリッパーを比較してみた。おすすめはコーノ。

こんにちは。コーヒー屋です。

ペーパードリップ派にとって、永遠の課題。それが
どこのドリッパーが一番おいしいの?
という問題ですよね。

結局全部試してみなきゃ結論は出ないわけですが、「そこまでのマニアじゃないしな・・・」っていう方も多いとおもいます。

というワケで、そこまでのマニアである私が、メジャーな4社のドリッパーを全部買って試してみました。

円錐か台形か

個々の製品の特徴を述べる前に、ドリッパーは大きくこの2種類に分けられますよね。

・円錐タイプ:コーノ・ハリオ
・台形タイプ:カリタ・メリタ

まずは大分類として、この2タイプそれぞれのメリット・デメリットについて考えてみます。

今回飲み比べてみてハッキリ違いが分かったのが味です。

円錐タイプの方が美味しい

こうハッキリ言い切ってしまうのはナンなんですが、事実そうなんです。
円錐タイプのコーノ・ハリオは、スッキリとクリアな味わいに仕上がります。
また雑味が少ないため、甘味や酸味、品種ごとに特徴的な香りを、より楽しめます。

それと比べると台形タイプのカリタ・メリタは粉っぽい雑味が比較的多く、苦味も強めに出ますね。
ミルクや砂糖を入れたり、カフェオレにする向きには良いのかもしれませんが、コーヒー本来の甘味や酸味を鑑賞するには、円錐タイプの方が適していると言っていいでしょう。

という訳で私のオススメは円錐タイプなのですが、いちおう台形タイプにもメリットはあります。

台形ペーパーはどこでも買える

ごく普通のスーパーなんかで売ってるペーパーフィルターは台形のものばっかりですよね。
円錐フィルターはコーヒー用品店や東急ハンズあたりに行かないとなかなか買えません。
普段の行動範囲にその手の店が無く、通販も不慣れという人であれば、台形ドリッパーが選択肢になりますね。

台形の方がかさばらない

これは写真を見て頂ければ分かると思いますが、同じ1~2人用でもだいぶ大きさが違います。
台形のカリタ・メリタの方がコンパクトですね。

キッチンにスッキリと収めたい人は、台形を選ぶのもアリかもしれません。

それではいよいよ、各製品ごとの特徴を見ていきましょう。

コーノ 名門ドリッパー

コーノの特徴

ハリオとの違いは、リブがドリッパーの下部にしか無いところ。
これによってコーヒー粉にあまり通ってない抽出液が横から漏れるのを防げるそうです。

まぎらわしいですが初心者用の「ドリップ名人」というモデルも存在していて、コレはお湯を細く注げるポットを持っていない人のために、お湯の透過をよりゆっくりにしたモデルだそうです。

それなりに細口のポットを持っているのであれば「名門ドリッパー」を買いましょう。

コーノの良いところ

・甘味・コクが強く抽出され、ウマイ

4種の中で、私が一番ウマイと思っているのがコーノです。
雑味は少なく、それでいて甘味・酸味・コクといった味わいはしっかりと抽出されます。

とりわけ印象的なのが甘味の出方です。深煎り豆を使うと、ハッキリ分かるくらいに甘味が抽出されます。コレは他のドリッパーには無い特徴です。

一点、気をつけてほしいのは抽出法です。
コーノの公式では、「蒸らし」を行わない、点滴抽出が推奨されています。
参考動画↓

実際、このやり方の方がおいしくなりますので、ぜひ試してみてください。

コーノのイマイチなところ

・値段が、やや高い
・あまり売ってない

カルディ・ロフト・ハンズその他キッチン用品店で、コーノのドリッパーを見かけることはほとんどありません。買うなら通販になるでしょうね。
またお値段も1~2人用が約1,000円からと、若干お高いです。

まあドリッパーは一度買ってしまえば長く使えるものなので、我慢して買いましょう。

ハリオ V60 ドリッパー

ハリオの特徴

ハリオはここ数年で、よく見かけるようになりましたね。

コーノとの違いは、リブが螺旋状で、ドリッパーの上まで付いていること。
蒸らし時に空気が逃げることによって、粉がよく膨らむ効果があるそうです。

ハリオの良いところ

・風味のコントロールが効く
・スッキリとした味わい。とりわけ酸味。

コーノと比べると、お湯の落とし方によって味の振れ幅が大きいですね。
割と安定して抽出できるコーノに対し、こちらは濃いめからアッサリめまで、多様な淹れ方に対応できる製品と言えるでしょう。
腕に覚えのある方でしたら、ハリオの方が楽しめるかもしれませんね。

しかしいずれにしても雑味が少なく、非常に飲みやすいコーヒーが抽出できます。これはコーノとも共通した、円錐形ならではのメリットですね。

とりわけ酸味がしっかり抽出される傾向があります。
シトラスなのか、ベリーなのか、アプリコットなのか、産地・品種による微妙なニュアンスの違いを嗅ぎ分けて楽しむことができます。

浅煎りで酸味を味わうのが身上のサードウェーブ系の店で広く採用されているのも納得です。

ハリオのイマイチなところ

・ペーパーフィルターの購入が面倒

コーヒー好き界隈ではカリタを引きずり下ろさん勢いで存在感を増しているハリオのV60ですが、あんまりコーヒーに興味がない層にはまだまだなようで。

したがって円錐フィルターは、近所のスーパーでもどこでも売っている、という訳にはいかず、ちょっとした専門店か通販の利用が必須です。

カリタ 101Dドリッパー

カリタの特徴

101Dというのは、プラスチック製の1~2人用のモデルです。
台形・3つ穴というスペックで、どこでも売っている、定番のドリッパーですね。

カリタの良いところ

・苦味・ボディの強い、しっかりした味わい
・安い、どこでも売ってる

苦味がしっかりと抽出され、ボディの強いコーヒーになります。
言い方を変えると、苦くて濃くて飲みにくいコーヒーになってしまう危険も。

特筆すべきはその入手のしやすさでしょうか。
とにかくどこでも売ってるし、価格も約300円と、非常に安価。コーノの3分の1です。

初心者にとっては気軽に手を出せる、入門用のドリップセットとしての役割を果たしているとも言えるかもしれません。
でも、初心者がカリタ使って「難しいな・・・」なんて悩むくらいなら、初めからコーノかハリオを使った方がいいと思います。

良くも悪くも定番というか、カリタを使って「今までのコーヒー観がひっくり返りました!」なんていう驚きが訪れることは無いのかな、と思います。

カリタのイマイチなところ

・雑味が出る

円錐形と比較すると、明らかに雑味が多いです。

メリタ 1×1フィルター

メリタの特徴

「1つ穴のメリタ、3つ穴のカリタ」というのはよく知られていますが、細かく見ると他にも違いがあります。

例えばサイドの三角形部分のリブの形状です。

カリタは素直に下に伸びたリブが入っているのに対し、メリタは何がしたいのかよく分からない段々が付いています。

また底の部分を見てみると、こっそりアシンメトリー。

傾斜がついていて、リブも片側だけです。

とにかく細かいところで、不思議な芸が光るのがメリタです。

メリタの良いところ

・不思議なキャラ

メリタ公式の淹れ方は「お湯を一気に注いで、あとは待つだけ」という、なんとも大ざっぱなもの。
コレだけでも他社と差別化できていますが・・・

実際にこのやり方で淹れてみると、いくら1つ穴とはいえ、お湯の落ちるのが早すぎます(笑)。1人分なら、1分くらいで出来ちゃいますよ。
飲んでみると案の定スカスカの物足りない味なんですが、雑味だけはしっかりと出ているというお茶目っぷり。

また公式の動画で「杯数分の目盛りまで一気にお湯を注ぎます」と言ってますが、少なくとも私の持ってるドリッパーにはその目盛りが見当たらない(笑)

メリタのイマイチなところ

・売ってない

隠れキャラかってくらい、リアル店舗では見かけませんね。
手に入れたければ通販になると思いますが、手間をかけて手に入れるほどのものでもないと思います(笑)

まとめ

最後に、各ドリッパーの評価をまとめて表にするとこんな感じですね。

私のオススメはだんぜんコーノです。
その割には×ばっかりですが。

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