【今週のキン肉マン】第221話 カナディアンマンのワードセンスが好き

こんにちは。
今週のカナディアンマンのコーナーです。

今週はカナディアンマン、パイレートマン共に見せ場を作りつつ、委員長のリアクションも味わい深かったですね。

今週のあらすじ

スペシャルマン譲りのフットボールタックルから、得意技のカナディアンバックブリーカーに繋げたカナディ。

ここで不敵な笑みを浮かべるパイレートマン。
海賊船で言えば最も大切な「マスト」に当たる背骨を、簡単に折られることは無いと宣言し、両手のクラッチを切って脱出。
しかしそれを読んでいたカナディアンマン。首と両足を極め直し、「リビルト・カナディアン・バックブリーカー」にとって返します。

ですがここでまさかのスタミナ切れ。
技が緩んだスキにパイレートマンは脱出。反撃の「カリビアンストーム」でカナディを投げ飛ばします。

再び優位に立ったパイレートマンは、おもむろに「儀式」を始めます。
帽子のΩマークが海賊旗のシンボルに変わり、命の代わりにカナディアンマンの大切な「誇り」を差し出すこと、つまり命乞いをしてΩの民のために尽くすことを誓えば、命は助けてやると宣言します。

しかしながらカナディアンマンはこれを拒否。それならばと、パイレートマンは「処刑」のための技を繰り出します。

今週の、気になった点

カナディのワードセンスの冴え

カナディの試合が始まってから、彼の独特の言葉の使い方が常々気になっていたのですが、今週はひときわセンスが光っていたように感じました。

藪から棒になんの話だよ

まずはこのセリフですね。

カナディアンバックブリーカーを掛けられたパイレートマンが、頭上から
「海賊がもっとも大事にしているものを知っているか?」
と、突然問いかけてきます。

例えばこの問いかけに対して、

スグルだったら
「知らんわい! それがどうした?」

ロビンだったら
「フン、苦し紛れに何を言うかと思えば・・・
古今東西の文献に通じている私が、それを知らないとでも思うか?
海賊がもっとも大切にするもの、それは海賊旗を掲げるシンボルたる、マストだーーーーっ」
くらいの返しはしてくれそうなもの。

ところがカナディは、「海賊が大切にするもの、何だろう」という方向ではなく、「なぜ今、突然そんな話をするのか?」という方向に思考が向かうんですね。

得意技で相手を仕留めるかどうか、っていう瀬戸際にあっても、
パイレートマンの発言は唐突である」という常識人的センスは決して忘れない。

カナディらしい、味わいのある発言です。

遺言なら仲間に伝えておいてやるぜ!

さっきのセリフに続き、パイレートマンの「もっとも大切なものはマストである」という語りに対するリアクション。

この返しは非常にウマいと思います。
パイレートマンの語り自体、「だから何だってんだ!?」としか言いようのない内容でした。
そこで、世迷い言→遺言と変換したセンスは高く評価して良いでしょう。

又、それを「仲間に伝えておいてやる」としたのも、カナディの人の良さがにじみ出ていてナイスです。

てめえの背骨がマストだってんなら、その材料の大木をぶった切るのがオレの仕事だーーっ!

これもまた見事な返しですね。

自身の背骨を得意げにマストに例えたパイレートマンに対し、その比喩を上から食っていく形でのレスポンス。当意即妙というか、ここでの舌戦は、完全にカナディの勝ちですね。

それにしても、「大木をぶった切るのがオレの仕事」と言っていますが、カナディの「兼業」ぶりはどの程度のものなんでしょうね。

前回の記事で私は、カナディを「田舎の木こりのオッサン」と呼びましたが、やっぱりカナディの場合、本業の木こり仕事に追われて、格闘技の練習をする暇がない、また暇があっても山奥の住まいではトレーニングの環境や練習相手がいない、というニュアンスをどうしても感じますね。

もちろん兼業をすること自体が悪いと言っているんじゃありません。研究者のロビンや牧場をやってるテリーなど、一流選手の中にも副業を持っている選手はいます。

しかしカナディの場合、どちらかといえば木こりのほうが本業というか、ガタイと腕力だけでそれなりには戦えちゃってる、格闘技の素人のように見えちゃうんですよね。最近は特に。

で、それが悪いんじゃなくて、もうそれがカナディの個性だということになってしまえばそれはそれで良いと思うんですよね。ルーキー時代のボブ・サップのように。
またそれでこそ、スペシャルマンとの短期集中の特訓も生きると思います。

ク・・・クソ・・・こんなはずじゃ・・・

リビルト・カナディアンバックブリーカーを返されて一言。

カナディはココで強がるのでもなく、ハッタリをかまして時間を稼ぐのでもなく、黙って耐えるのでもない。
お漏らしのようにチョロチョロと、本心がこぼれてしまいます。

この情けなさは一朝一夕には醸し出せませんよ。
長年ヘタレキャラをやってきた彼ならではの、年季の入った芸風と言えるでしょう。

このどうしようもねえ状況から、生かして返してくれるってのか?

自分で「どうしようもねえ状況」なんて言っちゃうあたりが憎めないんですよねえカナディは。

正義超人としてはこの状況で命乞いなんてあり得ないんでしょうが、それでもいちおう相手の話は最後まで聞いてあげるカナディ。

そいつはありがてぇ話だ。じゃあオレは・・・どうすればいい?

たった・・・それだけでいいのか?

そんなことで・・・許してくれるのかよ?

なんていう情けないセリフを挟みながら、あんまりキャラを出せていなかったパイレートマンの見せ場を引き出してあげています。
まさにレスラーの鑑と言えるでしょう。

パイレートマンの胸の傷

命乞いを拒否したカナディアンマンの反撃のアッパー。
パイレートマンがノーリアクションなのであっさり避けられたかのようにも見えましたが、実はけっこう派手に胸をえぐってるんですね。

これ以降のコマでは、パイレートマンの胸にはっきりとした傷が描かれています。

この傷が反撃の鍵となるのか? はたまたジャスティスマンの血管のように、何の伏線でも無いのか? その答えはゆで先生のみぞ知る、です。

それにしてもいただけないのはパイレートマンです。これだけのいいパンチを喰らっておきながら、ノーリアクションというのはあんまりじゃないですか。
レスラーとして、それは無いわ。

電撃予想:今後の展開

パイレートマンが、おそらくフェイバリットであろう技を繰り出しました。

あとはカナディがこの技を破ることができるかどうかでしょうね。

その前に、この技について考えてみましょう。
この技の、ここからの流れ、『キン肉マン』という漫画的には2種類の展開極め方が想像できると思います。

パターン1.キン肉バスターやロビンスペシャルのように、ジャンプして、着地の衝撃でダメージを与えるタイプ

パターン2.タワーブリッジやパロスペシャルのように、この状態から徐々に締め上げるタイプ

パターン1であれば一瞬でケリがついてしまうので、来週の展開としては
「言い残すことは無いか? ならばこれで終わりだ!」
くらいの会話があって決着。さいごにパイレートマンが軽く感想を言って、次の試合に移る、といった具合で落ち着きそうですよね。

それに対してパターン2であれば、素直に決着がつく前にもう一波乱ありそうな気もします。
なんかのセリフが引き金になってカナディがボワァっと友情パワー発動。
「何だこの重さは・・・?」
かなんか言ってバランスを崩すパイレートマン。
ちょうどこの技は一本足なのでバランス崩しやすいですよ。
よく見るとカナディの両腕はフリーになってますからね。隙さえあれば脱出できそうにも見えます。

で、パイレートマンの足がすでに着地しちゃってるところから考えて、この技はパターン2なんじゃないでしょうか?

すなわち、私が予想する来週の展開はこうです。

パイレートマンに締め上げられ、意識が遠のくカナディアンマン。
朦朧とする彼に聞こえたのは、スペシャルマンの声でした。

体が燃えるように発光し、闘志を取り戻したカナディ。ちょうどヘイルマンが「死のティータイム」から脱出した時のように、力ずくで体を戻していきます。
逆に体が反り返る形になったパイレートマン。耐えようとしますが、胸の傷が開き、裂けてしまいます。

「計算通りだぜ。
オレは単純な力押ししか脳が無ぇが、スペシャルマンが言うには、決めるべき時に決めるためには、下準備が大事なんだってなぁ。
本当だな。今だって、あらかじめその胸の傷をつけておいたおかげで、血が滑ってお前の技から脱出できた。

そしてこれからオレが見せるフェイバリットも、単純な技だが、その胸の傷をめがけて撃てば、致命傷を与えられる!

喰らえ、これがオレとスペシャルマンが誇るフェイバリット、
ノースアメリカン・コーポレーションだーーーーっ!!」

まとめ

やはりダメか〜〜っ

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